プランニングポーカーとは?

プランニングポーカーは、チームの各メンバーが工数を表すカードを伏せて選び、全員で同時に開く見積もり手法です。合意は平均値からではなく、食い違いについての会話から生まれます。

同時に開くことが仕組みのすべてです。数字を順番に口にしていくと、最初の数字が後の全員を引きずり、見積もりは複雑さではなく在籍年数を測るものになってしまいます。卓が一斉に開けば、引きずるための基準そのものが存在しません。

カードが割れたときは、最も高い票と最も低い票を出した人がそれぞれ何を見ているかを説明します。計算ではなくこの会話こそが手法の値打ちです。言葉にされていなかった前提や、抜けている受け入れ基準が、スプリントの最中ではなく開始前に表に出てきます。

手法の出どころ

James Grenning が 2002 年に、収拾がつかなくなった見積もり会議のなかでこの手法を書き記しました。3 年後、Mike Cohn の著書『Agile Estimating and Planning』が「プランニングポーカー」という名前を業界のほぼ全体に広めます。スクラムガイド自体はこれを求めていません。開発者が作業の大きさを見積もる、と書いてあるだけです。つまりプランニングポーカーはスクラムとよく噛み合う広く使われた慣習であって、別のやり方で見積もったからといって破ったことになる規則ではありません。

「ポーカー」という名前はカードと一斉に開く動作から来ていて、賭けから来ているのではありません。各自が番号入りのカードの手札を持ち、1 枚を伏せて出し、卓全体で同時に開きます。賭けるものはなく、勝者もいません。

なぜ時間ではなく相対的な大きさなのか

時間での見積もりは、見積もる時点では誰も持っていない精度を約束してしまいます。

1 ラウンドの進み方

同じ部屋にいてもリモートでも、流れは変わりません。

プランニングポーカーの 6 ステップ

  1. ルームを作るか、共有されたリンクを開きます
  2. 見積もるストーリーまたはタスクを追加します
  3. 全員が同時にカードを出します。フィボナッチ、T シャツサイズ、2 のべき乗から選べます
  4. 一斉に開き、見積もりが割れたところだけ議論します
  5. ファシリテーターが合意した見積もりを記録します
  6. ルームをリセットせずに、そのまま次の項目へ進みます

よくある質問

プランニングポーカーとは何ですか?

プランニングポーカーは、アジャイルチームのための見積もり手法です。各自が作業の工数を表す数字のカードを伏せて選び、そのあと全員で同時に開きます。数字が割れたところは手短に話し合って再投票し、チームの意見がそろうまで繰り返します。伏せて選ぶので、最初に言われた数字に全員が引きずられることがありません。

プランニングポーカーはどう進めますか?

プロダクトオーナーが項目を説明し、質問に答えます。その作業をする人が全員、伏せてカードを選びます。全員のカードを同時に開きます。近ければその数字を記録します。割れていれば最も高い票と最も低い票が説明し、再投票します。慣れれば 1 項目あたり 1〜2 分です。

プランニングポーカーには誰が参加しますか?

その作業を実際に行う人全員です。開発、QA、そのほか関わる人が投票します。プロダクトオーナーは意図についての質問には答えますが、通常は投票しません。スクラムマスターは進行役に徹し、ばらつきを大きくする側ではなく観察する側でいるために投票からは外れます。

プランニングポーカーではどんな数字を使いますか?

多くの場合はフィボナッチ数列で、1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34 を使い、「これでは見積もれない」を表す ? のカードを添えます。不確かさが大きさとともに増えるため、間隔はあえて広がっていきます。T シャツサイズ(XS〜XXL)や 2 のべき乗もよく使われる代替で、同じように機能します。

チームの意見がまとまらないときはどうしますか?

最も高い票と最も低い票に、それぞれ何を思い浮かべているかを説明してもらってください。ほとんどの場合、2 人は違う作業を見ています。そのうえで再投票します。2 回目でも卓が割れるなら、そのストーリーはたいてい曖昧すぎるか大きすぎるので、誰も納得していない中間の数字に落ち着かせるより分割するほうが得策です。

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